No.6 おこづかい制について
2023/04/10
さて今回は不動産の話とは直結しませんが、「おこづかい制」についての持論をお話ししようと思います。
みなさんは子供の頃、おこづかい制でしたか?
それとも欲しいものがある時はお願いして買ってもらう制度でしたか?
私はおこづかい制でした。
そのおかげで今の思考が身に付いたのだと考えています。
おこづかい制だった人の話、そうでなかった人の話を聞くに連れ、やはり「おこづかい制」はオススメできると思い、この記事を書くことにしました。
「おこづかい制」のメリットは子供の時から「お金」の練習ができることと、それに付随して「節制」や「我慢」も自然と身に付くことです。
たとえ小学生であっても貯金して買うという単純なサイクルで「お金を扱う練習」ができ、「お金の価値」を実感することにも繋がることでしょう。
また教育方針次第ですが、家事のお手伝いなどでお駄賃を支給するシステムであれば、「足りない分はお手伝いして稼ごう」など自分の意志で努力しようとする機会にもなるのでオススメです。
対して、自身でお金を管理する経験が少ないまま成人すると、「お金の価値」に対する実感に乏しくなってしまうでしょう。
現金を用いないカードや電子決済、あるいはリボ払いなどで実感のないままお金を浪費することになるかもしれません。
たかが「おこづかい制」と言えど、子供の頃からお金に触れてきた人は、そうでなかった人とは約10年に及ぶ歴然たる経験値差を生みます。
この差を埋めるにはもちろん一朝一夕では及ばず、その後の人生をかけなければならない可能性すらあります。
もしこの差を覆せるようであれば、お金に対する素養があったにも関わらず、初動の遅れによってその分の年月を無駄にしたことに他なりません。
であれば子供の頃からお金に触れることに越したことはないと思うのです。
例として、ここで私のおこづかい遍歴とその経験をお話し致します。
以下は私の子供時分の話なので、相場はあくまで参考に留めてください。
小学生→学年+100円 例、小学3年生=月400円
中学生→学年+1000円 例、中学2年生=月3000円
高校生→5000円+登校日×500円の昼食代
大学生→登校日×1000円の昼食代
ちなみにアルバイトは大学3年生から始めました。
労働の対価としての「お金」は遅かったかもしれませんが、おこづかい制のおかげで金銭感覚は正常に育ったと信じています。
あとうれしかったのでここに書いておきますが、高校の入学祝いでMDコンポを買ってもらい、大学入学の入学祝いでこげ茶の本棚を買ってもらいました。
おこづかい制であってもお祝い事は別で、欲しい物を買ってあげるという併用もいいと思います。
あとは私はゲーマーでもあるのですが、RPGで武器や防具を買うということでも「お金を貯める」という練習もできて、回復アイテムを使うよりも呪文で回復するというケチなこともしていました。
ロールプレイングが意味する通り、やってる時は単純に面白いだけかもしれませんが、結果としてお金の管理を学べるという副産物もあったりします。
社会人にとって「お金を貯める」というのは「お手伝い」や「ゲームの中」のように比較的簡単に稼げるわけではありません。
やはり「支出をコントロールする」ことが現実的な話になります。
ここで思い出してください。「支出をコントロールする」ことも「おこづかい制」や「ゲーム」などで既に経験し学んで身に付けてきたことになるのです。
最後に、これも持論になりますが、子供の頃から「おこづかい制」の人は、自分で工夫して物事に取り組むことにも慣れているように思います。
これは自責思考にも繋がり、内省することで問題を解決していくことになるからです。
自責思考も他責思考もバランスが大事らしいのですが、ことビジネスにおいては自責思考のほうが失敗の分析などをすることからより大事で、結果「他人に依存しづらい」ようです。
他人をコントロールするより自分をコントロールするほうが容易なのは自明で、他責思考が過ぎれば物事を上手く運ぶことは困難です。
私は様々な理由からこのように考えているため、子供の「おこづかい制」をオススメします。
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