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No.8 賃貸派か持家派かについて 後半

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No.8 賃貸派か持家派かについて 後半

No.8 賃貸派か持家派かについて 後半

2023/04/24

今回は「賃貸派か持家派かについて」から派生して「住宅ローンを組む」こと、更には「住宅ローンは負債でしかないのか」について持論を述べようと思います。

 

 

「住宅ローンは借金」というのは正しい認識です。

 

だから「借金するのは嫌だ」という考えももっともなことです。

 

しかし視点を変えれば実は利点にもなります。

 

それは、「住宅ローンが組める」というのはつまり「ローンを利子付きで返済できる信用がある」ことに他ならないからです。

 

例えば、良い立地・良い家を見て「あそこの家は金持ちだなあ」と思ったことはないでしょうか?

 

これは「他人からの信用」が可視化されている端的な一例です。

 

より具体的なものとして、少し前から耳にするようになった「信用スコア」というのもあります。

 

しかしこれは一般に「他人からは不可視」なものでしかありません。

 

「住宅ローン」というのは「可視化」されており、「他人からも見える信用」なのです。

 

とは言っても「信用を得られるから」と見栄を張って生活が困窮するようではおススメできません。

 

住宅ローンは「団体信用生命保険」にほぼ強制加入となっています。これはローンを組んだ人が亡くなった場合等、一定の条件下でローンの残債を弁済してくれるというものです。

 

これも残された家族から見て「賃貸」より「持家」のほうが良い理由の一つになります。

 

 

対して「住宅ローンが組めない」人も居ます。

 

指定信用情報機関のCIC(Credit Information Center)という組織があります。

 

ここは消費者の信用情報を収集・提供している会社で、お客様ご自身の過去の金融事故等の照会も可能です。

 

昨今、スマートフォンを分割払いで買うというのは珍しくない行為です。

 

毎月指定日の引き落としで「うっかり残高が足りなかった」ということになると、金額の大小に関わらず「金融事故」として扱われてしまいます。

 

この「事故記録」が抹消されるまで5年もかかるのですが、少額だからと疎かにすれば住宅ローンが組めなくなったりします。

 

過去に家を建てた人で、年収がものすごくいいのに貯金もなく、金融事故を起こしてる人がいるというケースもあったので、属性だけで人を判断することも容易ではありません。

 

 

なので「住宅ローンが組めて家を買える」というのは実は凄いことだという認識を誰もが持ってほしいと思っています。

 

家を買うことは立ち返れば自己満足かもしれません。

 

しかし前回書いたように「ヤル気」や「将来の不安を取り除く」こと等に繋がるのだとしたら、積極的に計画していくべきだと考えます。

 

これらのことを勘案して家が必要かどうかを吟味し、必要なのであれば諸々の条件等を検討すべきで、余すところのない結論を出してご家族の目指す先が決まったのなら、あとは邁進していくのみです。

 

「不動産は動かせないからこそ信用の根拠となり、他のものにはない独自の価値がある」というのが不動産屋としての私の一家言です。

 

このブログを読んでくださっている方々が、将来後悔することのない決断をされることを強く願い、切り込んだ記事を書きました。参考にしていただければ幸いです。

 

次の記事は住宅ローンをさらに掘り下げて「固定金利か変動金利か」という内容にしたいと思います。

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