【坂戸市】不動産査定の基本的な手順！マンションなどの土地価格を決定する基準

1．公図や測量図を確認する

依頼を受けてまず行うのが、公図や測量図の確認です。公図とは、法務局によって管理されている土地の図面のことを指します。土地の形状や地番に加えて、隣接地との境界についても公図によって確認することが可能です。

査定を行う際には、当該の土地の所有権がどこまで及ぶのかを正確に把握する必要があります。公図は法務局の窓口で申請すれば取得可能です。

2．実際の土地・建物を訪問調査する

土地に関する基本的な情報を確認したうえで、実際に依頼された物件を訪問して実地調査を行います。建物や土地の状況だけでなく、駅からの距離や周辺施設の状況、住環境の良し悪しなどを担当者が総合的に確認します。必要に応じて依頼者様に質問を行うこともあります。

また、登記済権利証や建築確認通知書などの書類もこの段階でチェックされますので、必要書類は事前に揃えておくとスムーズです。

3．土地路線価や公示地価などを調査する

客観的な評価を行うためには、以下の調査を実施することも少なくありません。

• 路線価の確認
• 基準価の確認
• 公示地価の確認
• 実勢価格の確認

各指標の具体的な内容は、後ほど詳しく解説します。

4．査定額を提示する

様々な指標から総合的に算出した査定額を提示します。査定額を確認する際には、しっかりとした根拠があるかチェックすることがポイントです。

坂戸市の早雲株式会社では、不動産の査定評価について説明する際には、しっかりとした根拠を明示しております。坂戸市でマンションや土地の査定依頼をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

相続税路線価

相続税路線価とは、国税庁が毎年1月1日に算定する、相続税・贈与税の算出時のベースとなる土地の価格です。土地に接している道路1平方メートルあたりの価格を、1,000円単位で表示します。公示地価よりも数割程度低めに算出されるのが一般的です。

固定資産税路線価

固定資産税路線価とは、固定資産税を算出する際にベースとなる路線価のことです。固定資産税の納付書は、その年の4～6月頃に各市町村(東京都23区内は都)から送付されます。こちらも公示地価より数割程度低めに算出されるのが一般的です。

基準価格

基準価格とは、都道府県が独自に調査して算出する価格です。地方公共団体や民間企業の土地取引において目安とされることも少なくありません。

公示価格

公示価格とは、国土交通省が毎年発表している地価のことです。公的な土地価格であるため、査定における重要な指標となります。公共事業における用地売買価格には、公示価格が採用されるのが一般的です。マンションの評価額を確認する際には、自身が占有している部屋に加え、マンションが建っている土地の一部も評価額に含まれます。

実勢価格

実勢価格とは、土地売買において実際に取引が行われた価格のことで、過去や近隣における取引事例を参考にしたり、平均値で算定したりするケースが多いです。公示価格と同等～2割増程度の価格になることが一般的ですが、不動産市場が活発だと大きく変動することもあります。不動産会社が査定を行う際には実勢価格が非常に重要です。