坂戸市の不動産売却はお任せ！戸建てを売る際にやってはいけないポイントを知っておこう

戸建て住宅の「売却前」にやるべきではないこと

・1社のみに相談する、査定を依頼する

売却前にやるべきではないことの一つは、不動産会社を1社のみに絞って相談したり、査定を依頼したりすることです。

査定価格や担当者の対応力などを比較するためにも、複数の不動産会社に相談するのがおすすめです。

・独断で解体やリフォームをする

戸建ての解体やリフォームをすることで売却しやすくなる場合もありますが、その分費用がかかり、最終的に無駄な出費になる可能性があることを認識しておかなければなりません。また「再建築不可」地域だと解体してしまった場合に価値が著しく下がることもあります。

・買取と仲介の違いを理解していない

戸建てなど不動産の売却方法には、買取と仲介があります。

仲介の場合、買主探しに時間を要しますが、適正価格や相場に近い売却が期待できます。

一方買取の場合、宣伝や売却活動にかかる経費が差し引かれる分、売却価格は安くなりますが、売却までの期間が短く仲介手数料が発生しません。仲介では売却が困難な場合におすすめです。

・媒介契約の種類を適当に選ぶ

仲介の場合には、媒介契約の種類も把握しておかなければなりません。媒介契約には、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。どれが適しているのかしっかり見極めないと、売却までに時間や労力がかかることもありますので注意しましょう。

・相場を調べずに売り出し価格を決める

戸建て住宅をスムーズに売却するためには、相場を把握したうえで売り出し価格を設定することが大切です。高すぎても売却が困難となり、また安すぎても訳あり物件なのではと疑われるおそれがあります。

・住宅ローンを組んでいる金融機関に無断で売却する

住宅ローンが残っている状態で売却しようとすると、規約違反により残債の一括返済を要求される可能性があります。

・査定価格が高い理由だけで不動産会社を選ぶ

できるだけ高く売りたいのは当然のことですが、査定価格だけで判断するとあまり優良ではない業者を選んでしまうかもしれません。

戸建て住宅の「売却活動中」にやるべきではないこと

・宣伝活動のルールを把握していない

戸建て住宅など不動産売却の広告を出す際には、「宅地建物取引業法（宅建業法）」や「不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則」を順守しなければいけません。不動産会社だけでなく、売主もある程度把握しておかなければ思わぬ不利益を被るおそれがあります。

・不動産会社に任せきりにする

不動産会社に任せきりにすると、希望どおりの条件で売却できない可能性もあります。進捗状況などをよく確認し、状況に応じて販促や価格の修正などを行うのがスムーズな不動産売却のポイントです。

・内覧の準備を怠る、内覧対応が悪い

内覧時の印象は売却の成功に直結します。内覧日までに整理整頓や不用品の処分を行っておきましょう。購入希望者によい印象を与えるためにも、誠実な対応を心がけてください。

・戸建て住宅に関する不利な情報を隠す

売主は、購入希望者に対してプラスの情報だけでなく、不利な情報も告知する義務があります。故意に伝えなかった場合、後になって契約不適合責任を問われるおそれがあるため注意しなければなりません。

・契約内容を確認しない

買主との売買契約時や後々のトラブルを避けるためにも、売買条件などの契約内容は売主・買主ともにきちんとチェックすることが重要です。

「戸建て住宅の売買取引の締結後、不動産売却後」にやるべきではないこと

・引き渡し期日を守らない

引き渡し期日を守らないことによって生じた損害は損害賠償の対象となり、買主から賠償金を請求される可能性があります。

・残置物を撤去しない

残置物がある場合、買主に残置物の撤去費用を請求されるおそれがあります。

・所有権の移転登記申請の拒否

所有権の移転登記は、原則として登記義務者（売主）と登記権利者（買主）が共同で行わなければなりません。どちらかがこの申請を拒否した場合、契約不履行により違約金を請求されるおそれがあります。

・確定申告漏れ

譲渡所得が発生する場合には確定申告が必要ですので、忘れずに手続きを行ってください。申告漏れが発覚すると無申告加算税や延滞税、重加算税だけでなく、刑事罰を科されるおそれもあるため注意が必要です。