【坂戸市】不動産査定の依頼前の必須知識！相続する際の重要ポイント！相続税の仕組みと計算方法

相続税の仕組み

相続税とは、人が亡くなった際に、故人から受け継いだ遺産に課せられる税金のことです。相続税額は、法人税や所得税と同様に、国が定めた税率にもとづいて算出されます。

・相続税の課税対象

相続税の課税対象は、人の死亡によって相続人が取得する遺産全体です。不動産や預金だけでなく、有価証券や現金、自動車、貴金属などが該当します。原則として、相続財産の総計が3,600万円以上の場合に相続税の納付義務が発生しますので、遺産相続額を正確に把握しておかなければなりません。

・相続税の税率

相続税の税率は、取得金額によって大きく変動するのが特徴です。取得財産が多額になるほど税率も高くなります。

相続税には配偶者控除という制度があり、課税対象が1億6,000万円までであれば課税の対象外です。万が一、課税対象が1億6,000万円を超えたとしても、配偶者の法定相続分までであれば相続税は発生しません。

・相続税の申告

相続税の申告・納付には明確な期限が設けられており、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内に行わなければなりません。

相続人の氏名や住所、相続財産の詳細、税理士や司法書士など課税権限者の情報が必要です。

また、相続税の課税対象額には、一定の控除額や特別控除額（配偶者、子、身体障害者などに対する控除）が適用される場合があります。

万が一、期限内での申告が難しい場合は管轄の税務署に相談してみましょう。事前に税務署に相談することで、場合によっては期限の延長が認められるケースもあります。

相続税の計算方法と納税までの流れ

相続税は相続財産の評価額に対して課税され、計算方法は非常に複雑です。端的にいうと、相続財産の合計額から控除額を差し引いた金額をもとに、相続税の税率を選定して算出します。

相続税の計算方法から納税までの流れは以下のとおりです。

• step1：相続の対象となるもの、遺産総額を確認する
• step2：法定相続人の人数にもとづいて基礎控除額を計算する
• step3：相続税の総額を算出する
• step4：実際の相続税額を算出する

相続遺産には、相続税の課税対象にならない財産も存在します。そのため、遺産総額から「非課税遺産」や「債務」「葬式費用」などを差し引いた遺産総額を算出しなければなりません。算出後に、相続対象の法定相続人にもとづいて基礎控除額を割り出し、実際の相続税額を算出して納税するという流れです。

なお、上記は一般的な相続税の算出方法であり、詳細な算出方法や適用される控除額などは相続する不動産の種類や相続額によっても異なります。不動産相続におけるトラブルを抱えている方、スムーズに相続を進めたい方は、不動産会社や不動産コンシェルジュをはじめ、税理士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

坂戸市周辺で不動産の相続税についてお悩みの方、相続不動産の売却をお考えの方は、早雲株式会社にお問い合わせください。早雲株式会社には、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ不動産コンシェルジュが在籍しております。空き家問題や相続関連でお悩みの方もお気軽にご相談いただけます。